親が入院したらやること|不動産名義・費用・手続きチェック

親が入院したらやること

親から不動産を委任状なしで売却すると民事訴訟になります。

親が入院したら最初に確認すべき3つのこと
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医師との面談と治療方針の確認

入院診療計画書で入院期間・治療内容を把握し、今後の見通しを明確にする

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入院費用と支払い方法の整理

預金口座の管理状況、医療保険の加入内容、高額療養費制度の適用可否を確認

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不動産と財産の名義・管理状況

自宅や賃貸物件の名義人、賃料管理、固定資産税の支払い状況をチェック


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親が入院したら病状と治療計画を確認する

 

親が入院したら、まず主治医との面談で入院診療計画書を受け取ってください。入院診療計画書は入院から7日以内に患者へ説明することが病院に義務付けられており、入院期間、治療内容、手術の有無、退院後の見通しなどが記載されています。

これが全体感を把握する基本です。

参考)親の入院が決まったらどうする?子どもがやること・費用負担を減…

治療方針について、緊急処置が必要な場合に備えて、事前に本人と治療の希望を話し合っておくことが重要です。特に高齢の親の場合、延命治療や手術のリスクについて本人の意思を確認しておくと、いざというとき慌てずに済みます。

参考)「親が倒れた!」そんなときに慌てないための、入院・通院のサポ…

病院が遠方の場合は、病院名を聞いて可能な限り早く向かいましょう。すぐに駆けつけられないときは「何時くらいまでに病院へ行けるか」を伝えると、待っている側も安心します。

親が入院したら必要な物と書類を準備する

入院時には入院申込書、健康保険証、印鑑、診察券などの書類が必要です。入院申込書には氏名、生年月日、住所などの必要事項を記入します。

健康保険証は原本を必ず持参してください。

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入院生活に必要な物品をリストアップして準備しましょう。パジャマ、タオル、洗面用具、スリッパなどの日用品に加え、お薬手帳や常用薬も忘れずに持参します。入院が長期化する可能性を考えて、必要なものをバッグにまとめておくと慌てません。

緊急連絡先リストを作成して家族で共有しておくことも大切です。健康保険証、医療証、お薬手帳の保管場所を把握し、親の既往歴やアレルギー情報も整理しておきましょう。

いざという時のために準備が鍵になります。

親が入院したら費用と保険給付を確認する

入院費用の支払い方法を明確にすることが必須です。親の預金口座の管理状況を確認し、通帳、届出印、口座名義人の本人確認書類、代理人の本人確認書類、委任状を準備してください。事前に親と話し合い、入院費用の支払い方法について合意しておくとスムーズです。

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医療保険や生命保険の加入状況をすぐに確認しましょう。加入保険会社(生命保険・医療保険・共済など)、入院給付金の対象か(1日いくら、何日からなど)、必要書類(診断書、入退院証明書など)、申請期間を確認します。保険は「請求しないと1円も戻ってこない」仕組みです。

高額療養費制度と限度額適用認定証の利用を検討してください。限度額適用認定証を発行してもらえば、入院中の支払いを軽減できます。加入している医療保険の窓口(市町村や健康保険組合など)に申請し、発行された「限度額適用認定証」を医療機関の窓口で保険証と一緒に提示します。医療費の自己負担が一定額で頭打ちになります。

親が入院したら不動産の名義と管理方法を整理する

自宅や賃貸物件の名義人を確認し、今後の管理方法を決めておくことが重要です。親が不動産を所有している場合、入院中でも固定資産税の支払いや賃料管理は継続します。名義が親のままであれば、誰がどのように管理するかを明確にしましょう。

入院が長期化する場合、不動産売却を検討するケースもあります。親が入院していても、不動産の売却は代理でおこなうことが可能です。まずは本人の意思確認が取れていることが前提となります。そのうえで、委任状を作成してもらえば、子が代理人として売却を進められます。

参考)不動産を入院中に売却する方法は?売却の進め方と必要な手続きも…

親から自分に不動産の名義を変更する方法もあります。売却の主体が自分になるため、自由な条件で不動産を売却できるようになります。名義変更には贈与と売買の2パターンがありますが、相続税などが発生する可能性があるため、節税のポイントを確認しておくと良いでしょう。

参考)入院中に不動産を売却するには?手続きの方法や認知症対策をご紹…

親が入院したら介護保険と退院後の生活を見据える

親の退院後、介護が必要になる可能性を考えて介護保険の要介護認定を申請しておきましょう。市区町村の介護保険窓口に申請し、訪問調査と主治医意見書の作成、介護認定審査会での審査を経て、要介護度が決定されます。

退院後の生活プランを本人と話し合っておくことも大切です。在宅で介護するのか、施設入所を検討するのか、前もって同居や施設入所についての考えを本人に聞いておきましょう。

老健(介護老人保健施設)の利用も選択肢の一つです。入所期間は原則3カ月で、費用も月額10万円以内に抑えられます。在宅介護中に介護をする側が体調を崩した場合、ショートステイを利用して短期間入所してもらう方法もあります。親の体調と家族の負担を考慮しながら、最適なプランを選びましょう。

参考)【在宅か施設か入院か】70代の両親が同時に要介護状態に。想定…

職場の介護休暇制度などを確認し、仕事と介護の両立について準備しておくことも忘れずに。近隣の協力者と緊急時の対応について話し合い、役割分担を明確にしておけば、スムーズな対応が可能になります。

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子は親を救うために「心の病」になる (ちくま文庫)