仏壇どうする不動産売却時
売主が仏壇を残したまま引き渡すと契約違反になります。
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仏壇残置による契約トラブルの実態
不動産売買契約書には「残置物は売主が処分すること」と明記されているケースが大半です。仏壇もその対象に含まれるため、引き渡し時に残っていると契約違反となり、買主から撤去要求や損害賠償請求を受ける可能性があります。実際、内覧時に仏壇があると買主が購入を躊躇するケースも少なくありません。
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空き家に仏壇が残されたまま放置されると、近隣トラブルに発展することもあります。戸が開いて内部が見える状態になったり、虫やカビが発生して近所から苦情が来たりするケースも報告されています。
つまり早期対応が必須です。
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不動産従事者としては、売却相談を受けた段階で仏壇の有無を確認し、処分方法や費用について売主に説明しておくことが重要です。契約前に処分スケジュールを立てておけば、引き渡し直前に慌てることはありません。この確認作業を怠ると、決済日が延期になるリスクもあります。
仏壇処分の費用相場と内訳
仏壇処分にかかる費用は、15,000円〜80,000円以上が一般的な相場です。金額に幅があるのは、仏壇の大きさや運び出しの難易度、供養の有無によって変わるためです。処分のみなら5,000〜15,000円程度、供養とセットで20,000円程度が目安となります。
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具体的な内訳は以下の通りです。
- 仏壇の引き取り費用:10,000〜30,000円程度
参考)仏壇処分の費用相場とは?処分方法の選び方と費用を抑えるコツ
- 仏具の処分費用:数千円〜10,000円程度
- 解体が必要な場合:10,000〜30,000円程度
- 閉眼供養(魂抜き)のお布施:数万円程度
参考)仏具の買取相場は?高く売却するポイントや仏壇を買取りできるか…
運搬費用は仏壇のサイズや運搬距離によって大きく異なります。複数の業者から見積もりを取って比較するのが賢明です。
自治体に粗大ゴミとして出す場合は数百円〜1,000円程度で済みますが、供養は別途必要です。費用を最小限に抑えたい売主には、供養後に自治体回収を利用する方法を提案すると良いでしょう。
供養さえ済めば粗大ゴミ扱いが可能です。
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仏壇の供養手順と宗派による違い
仏壇を処分する前には、必ず「閉眼供養(魂抜き・お性根抜き)」を行う必要があります。これは仏壇に宿っている魂を抜く儀式で、これを行わずに処分することは宗教的に不適切とされています。供養後は単なる仏具となり、粗大ゴミとして処分しても問題ありません。
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供養の手順は以下の流れです。
- 菩提寺または地元の寺院に連絡する
- 閉眼供養の日程を決める(処分予定日の1週間前までが目安)
参考)仏壇の引っ越し|魂入れ・魂抜きしなかったらどうする?お布施相…
- 僧侶に供養を依頼する
- お布施を渡す
- 供養後に処分業者に引き渡す
菩提寺がない場合は、仏具店や供養専門業者に相談すれば寺院を紹介してもらえます。オンラインで供養を依頼できるサービスもあり、供養対象物を送付するだけで済む場合もあります。
宗派によって供養の作法は異なりますが、基本的な流れは同じです。浄土真宗では「遷仏法要」、その他の宗派では「閉眼供養」と呼ばれることが多いですが、いずれも魂を抜く儀式を指します。売主に宗派を確認し、適切な寺院を案内することが大切です。
仏壇処分の具体的な方法5選
仏壇の処分方法は主に5つあります。売主の状況に応じて最適な方法を提案しましょう。
🏯 お寺に引き取ってもらう
菩提寺がある場合、供養から処分まで一括で依頼できる最も伝統的な方法です。永代供養を依頼すれば位牌も一緒に供養してもらえます。費用は寺院によって異なるため事前確認が必要です。
参考)空き家に残された仏壇はどうする?処分方法や注意点を解説
🏪 仏具店に依頼する
仏具店の多くは仏壇の引き取りサービスを提供しています。供養の手配から処分まで任せられるため、手間がかかりません。新しい仏壇を購入する場合は、下取りサービスを利用できることもあります。
参考)仏壇を処分する方法は?費用相場や手順・供養についても解説 -…
🚛 不用品回収業者・遺品整理業者に依頼する
他の家財と一緒に処分したい場合に便利です。供養は別途必要ですが、運び出しから処分まで対応してくれます。空き家の片付けと同時に依頼すれば効率的です。
♻️ 自治体に粗大ゴミとして出す
供養後であれば、粗大ゴミとして自治体に回収してもらえます。費用は数百円〜1,000円程度と最も安価です。小さいサイズなら燃えるゴミの日に出せる自治体もあります。
最も経済的な選択肢です。
🛍️ リサイクルショップやネットオークションで売却する
金製や装飾が豪華な仏壇は買取可能な場合があります。ただし一般的な仏壇の買取価格は1,000円〜数千円程度と低く、供養前の仏壇には需要がほとんどありません。高価買取が期待できるのは金製仏壇や骨董価値のある仏具です。
それぞれの方法にメリット・デメリットがあるため、売主の予算やスケジュールに合わせて提案しましょう。
急ぎの場合は業者への一括依頼が確実です。
仏壇処分前に必ず確認すべき3つのポイント
処分前の確認を怠ると、後々トラブルになる可能性があります。不動産従事者として売主に以下の点を必ず伝えましょう。
📂 仏壇の中身を徹底的に確認する
仏壇には引き出しがついているものが多く、預金通帳や実印、有価証券、家系図など重要な物がしまわれていることが少なくありません。造りによってはわかりづらい場所に引き出しが隠されている場合もあります。処分前に全ての引き出しを確認し、貴重品がないか確認することが必須です。
👨👩👧👦 相続人全員の同意を得る
相続物件の場合、仏壇の処分には相続人全員の同意が必要です。一部の相続人が勝手に処分すると、親族間でトラブルに発展するケースがあります。特に仏壇は宗教的・感情的な意味合いが強いため、事前に親族へ連絡し了承を得ておくべきです。共有名義の場合は特に慎重な対応が求められます。
📸 仏具の配置を記録しておく
移動や一時預かりを検討している場合、仏具の配置を写真で記録しておくと便利です。引っ越し後に元通りに配置する際の参考になります。特に複雑な飾り付けがある場合は、複数枚撮影しておきましょう。
記録があれば安心です。
参考)仏壇の引越し・移動方法【完全ガイド】費用相場や魂入れ・魂抜き…
これらの確認作業を売主に促すことで、処分後のクレームを防げます。
不動産取引における仏壇対応の独自視点
不動産従事者として知っておくべき、あまり知られていない仏壇対応のポイントがあります。
🏠 仏壇の2階設置は実はマナー違反ではない
「仏壇は1階に置くべき」という思い込みを持つ人が多いですが、実際には仏壇を2階に置くことはマナー違反ではありません。むしろ故人が眠る仏壇の上を人が通ってはいけないとされているため、2階に置いた方が適切な場合もあります。仏壇を1階に置けば2階にいる人が仏壇の上を通ることになるからです。
参考)仏壇を二階に設置するのはNG?意外と知らない仏壇の「ルール」…
買主が新居で仏壇を引き継ぐ場合、設置場所について誤解している可能性があります。2階設置がNGとされた理由は「仏壇が重くて運ぶのが大変」「高齢者が階段を昇り降りするのが大変」という実用的な理由です。
間取りによっては2階設置を提案できます。
🔄 仏壇の一時預かりサービスの活用
売却から買主の引き渡しまで期間が空く場合、仏壇の一時預かりサービスが利用できます。専門業者が保管してくれるため、売主が引っ越し先で仏壇を再設置するまでの間、安全に保管できます。このサービスを知らない売主も多いため、提案すると喜ばれるでしょう。
⚖️ 地域の慣習による特殊ケース
地域によっては、お地蔵様や祠が敷地内にあり、所有者と管理者が異なるケースがあります。町内会が管理しているお地蔵様を土地所有者が無断で処分すると、近隣住民とトラブルになります。仏壇以外の宗教的なものが敷地内にある場合は、必ず管理者を確認しましょう。
この確認を怠ると大問題です。
参考)地蔵供養じまいのよくある事例②:不動産売買によるパターン -…
こうした知識を持っていれば、イレギュラーな物件でも適切に対応できます。仏壇がある物件は敬遠されがちですが、正しい処分方法を知っていれば契約の障害にはなりません。買主に対しても「処分済み」または「適切に対応予定」と説明できれば、安心して購入してもらえます。
供養から処分までの具体的な流れと費用相場について詳しく解説されています。
処分方法別の費用比較と、宗派による供養の違いについて参考になります。

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