火葬許可証の土日・札幌での手続きと相続の流れ
土日の午前8時45分を1分でも過ぎて届けを出すと、火葬許可証が最短2日後になる可能性があります。
火葬許可証とは?札幌の不動産業従事者が知っておくべき基礎知識
火葬許可証は、故人の遺体を火葬する権利を正式に認める公的書類です。 市区町村が死亡届を受理した後に交付され、この書類がなければ法律上、火葬を執り行うことができません。sap-souzoku+1
不動産業に従事していると、相続が発生した物件の売買や名義変更手続きを依頼されることがあります。つまりが、その最上流にあるのが「死亡届→火葬許可証」の取得という流れです。 顧客から「親が亡くなったのですが、土地の名義変更はいつからできますか?」と聞かれる場面は珍しくありません。
参考)相続手続きはいつまでに何をすればいい?必要な手続きを一覧でわ…
火葬許可証が基本です。これを起点に、火葬後の埋葬許可証、そして相続登記へとつながります。 一連の流れを把握しておくだけで、顧客への初動対応が大きく変わります。
参考)死亡届と埋火葬許可証とは?人が亡くなって最初に必要な手続きを…
札幌市で火葬許可証を土日に取得する正確な手順
札幌市では、土日祝日を含む毎日、午前8時45分〜午後5時15分の時間帯であれば火葬許可証を即日交付しています。 ただし、この時間外に死亡届を持参しても「預かり扱い」となり、許可証の交付は翌開庁日以降となります。sapporon+2
実際の手順は以下の流れになります。
- 📝 病院から死亡診断書を受け取る
- 📄 死亡届(死亡診断書の左半分)に記入する
- 🏢 最寄りの札幌市区役所・出張所(土日対応窓口)へ持参する
- 📜 火葬許可申請書を同時に提出する
- ✅ 時間内であれば当日、火葬許可証を受け取れる
注意が必要なのは、篠路出張所と定山渓出張所は土日の火葬許可証即日発行に対応していない点です。 対応窓口を事前に確認することが条件です。
提出から発行まではほぼその場で完了します。それでも時間帯を1分でも誤ると、翌開庁日まで待つことになります。葬儀社が代行する場合でも、この時間帯ルールは変わりません。
不動産業の立場でいうと、相続が開始したタイミングを顧客が「葬儀後」と認識している場合が多く、実際には死亡届提出時点から相続手続きの時計は動き始めています。 早期に顧客へ情報提供できるかどうかで、その後の信頼関係に差が出ます。
参考:札幌市公式サイト「不幸があったとき」(火葬許可証の交付時間・受付場所の公式案内)

札幌の火葬場「友引・元日」休業が火葬スケジュールに与える影響
火葬許可証を手に入れても、すぐに火葬できるわけではありません。札幌市の里塚斎場・山口斎場は「友引の日」と「1月1日」が休業日です。 友引は六曜の中で「友を引く」という縁起から、長年火葬場の定休日となっています。city+1
つまり許可証があっても、友引にあたる日は火葬が完全にできません。 これは宗教的な根拠ではなく、慣習的な業務休止という点が意外なところです。
参考)友引の場合、お葬式はしても良いか?札幌編|ブログ|葬儀・家族…
| 斎場名 | 場所 | 休業日 | 火葬受付時間 |
|---|---|---|---|
| 里塚斎場 | 清田区里塚506 | 友引・1月1日 | 9:30〜15:00 |
| 山口斎場 | 手稲区手稲山口308 | 友引・1月1日 | 9:30〜15:00 |
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不動産業の実務では、遺産分割協議や相続登記の日程調整を行う際、「葬儀の日程がずれ込んだ」というケースが生じることがあります。友引が連続する時期(例:月に4〜5回)は、火葬が翌日以降に順延されるケースもあり、相続手続きの開始が1〜2日単位で後ろ倒しになります。
参考)https://sohshiki.jp/faq/tomobiki/
これは痛いですね。スケジュール感を顧客に事前共有しておくことが大切です。
参考:札幌市公式「斎場利用のご案内」(里塚斎場・山口斎場の利用時間・休業日の詳細)
火葬許可証から埋葬許可証へ:不動産相続登記に必要な書類の流れ
火葬許可証は、火葬が終わると火葬場の証印が押されて埋葬許可証として返却されます。 つまり、同じ1枚の書類が「火葬前は火葬許可証」「火葬後は埋葬許可証」として機能する仕組みです。yasiro+1
埋葬許可証は、遺骨をお墓や納骨堂に納める際に管理者へ提出する書類です。 これがないと、正式な納骨ができません。不動産相続登記とは直接連動する書類ではありませんが、相続登記に必要な被相続人の戸籍や住民票の取得と時期が重なります。souzoku.vbest+1
不動産業従事者がよく目にするのは、相続登記を依頼する顧客が「書類の準備が終わらない」と言う場面です。これは火葬許可証→埋葬許可証→納骨という一連の流れがまだ完了していないケースが多い。
書類の流れをまとめると以下の通りです。
- 🏥 死亡診断書受取
- 📋 死亡届+火葬許可申請書を区役所に提出
- 📜 火葬許可証を受け取る(当日交付)
- 🔥 火葬場で火葬を実施(火葬場が証印押捺)
- ✅ 埋葬許可証として返却→納骨手続きへ
- 🏠 相続登記・不動産名義変更の手続き開始
この流れを顧客に図解で説明できると、信頼感が大きく向上します。これは使えそうです。
参考:相続手続きの時系列と必要書類(辻・本郷税理士法人による解説)
相続手続きはいつまでに何をすればいい?必要な手続きを一覧でわ…
不動産業従事者が顧客に伝えるべき「火葬許可証×土日対応」の独自視点
不動産業では、相続案件は年間を通じて発生します。なかでも土日に死亡が確認されるケースは珍しくなく、「月曜に葬儀、火曜から相続手続き」という流れを想定している顧客は多いです。ここに落とし穴があります。
土日の死亡でも、8時45分〜17時15分の受付時間内に区役所へ届け出れば、その日のうちに火葬許可証を取得できます。 これを知らずに「土日は役所が休みだから月曜に行く」と判断すると、月曜の火葬予約に間に合わない可能性が出てきます。 実際に「土曜に死亡届を提出→月曜朝に火葬希望→でも許可証発行が月曜のため午前の火葬に間に合わない」というケースが起きています。kojin-baibai+3
不動産業の顧客支援という観点では、以下のような情報を相続案件の初動として提供できます。
- 💡 土日でも8:45〜17:15の間に届け出れば当日発行可能(篠路・定山渓出張所を除く)
- 💡 火葬場は友引・1月1日が休業なので、日程に余裕を持たせる
参考)斎場利用のご案内/札幌市
- 💡 葬儀社への代行依頼でこれらの手続きを一括してもらえる(時間外対応を含む)
- 💡 火葬許可証の紛失は厳禁:再発行は可能だが、再発行先は火葬が行われた市区町村の役所
葬儀後すぐに相続登記の相談が来るケースでは、「許可証の流れが完了しているか」を確認する一言を入れるだけで、手続きの遅延を防げます。
参考:火葬許可証の申請・発行から納骨・相続への流れ(札幌相続相談所)
https://sap-souzoku.jp/souzokutetsuzuki03/

新訂 逐条解説 墓地、埋葬等に関する法律 第3版