ZEH住宅補助金2026、みらいエコ事業の要点を徹底解説
ZEH水準で申請しても、補助金が35万円しか出なくなり競合他社に110万円の補助金で負けます。
参考)【2026年最新】「みらいエコ住宅支援事業」と「GX ZEH…
ZEH住宅補助金2026「みらいエコ住宅2026事業」の全体像
2026年度のZEH住宅補助金は、前年度の「子育てグリーン住宅支援事業」の後継として「みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)」がスタートしています。 国土交通省と環境省の合同事業として、長期優良住宅・ZEH水準住宅分に1,250億円、GX志向型住宅分に750億円の予算が確保されています。 2050年カーボンニュートラルの実現を目的とし、住宅の省エネ性能に応じた段階的な補助金支援が行われます。mirai-eco2026.mlit+1
補助対象となるのは、床面積50㎡以上240㎡以下の住宅です。 一部の土砂災害特別警戒区域や急傾斜地崩壊危険区域など「立地等除外」に該当する住宅は、補助対象外となるため注意が必要です。 特に2026年の制度では、住宅ローン控除においても2028年以降に「災害レッドゾーン」に立地する新築住宅は控除対象外となる予定であり、土地の立地確認が今後ますます重要になっています。suumo+2
| 住宅区分 | 補助額(5〜8地域) | 補助額(1〜4地域・寒冷地等) | 対象者 |
|---|---|---|---|
| GX志向型住宅 | 110万円/戸 | 125万円/戸 | 全世帯 |
| 長期優良住宅 | 75万円/戸 | 80万円/戸 | 子育て・若者夫婦世帯 |
| ZEH水準住宅 | 35万円/戸 | 40万円/戸 | 子育て・若者夫婦世帯 |
n-home+1
また、建替前に居住していた住宅を除却する場合は、それぞれの補助額にプラス20万円の加算があります。 長期優良住宅なら最大100万円、ZEH水準住宅なら最大60万円まで受給できる計算です。 これは見落とされがちな加算要件なので、建替え提案の際には必ず確認してください。nexthouse+1
ZEH住宅補助金2026の申請スケジュールと期限
申請期間の基準となる「対象工事の着手期間」は、2025年11月28日以降に基礎工事に着手した物件が対象です。 この日付より前に着工した物件は、性能がいかに高くても補助対象外となります。つまり着工日は外せません。
注文住宅の新築でZEH水準住宅を申請する場合、交付申請の締切は遅くとも2026年9月30日までです。 GX志向型住宅や長期優良住宅は2026年12月31日まで申請可能ですが、いずれも予算上限に達した時点で終了します。 のんびり構えていると、「契約したのに補助金が間に合わない」という最悪のケースも現実に起きます。pure-growth+1
申請手続きは、補助対象者(施主)本人ではなく、事務局に登録された建築事業者・販売事業者(登録事業者)が行います。 新築分譲住宅の場合は「販売事業者」が登録事業者として申請を担う仕組みです。 不動産業者が新築分譲住宅を販売する立場であれば、事前に登録事業者として登録しておかなければ、補助金の申請自体ができません。sakurajimusyo+1
ZEH住宅補助金2026の対象条件と性能要件
ZEH水準住宅として補助を受けるには、断熱等性能等級5以上かつ一次エネルギー消費量等級6(再生可能エネルギーを除いて20%以上削減)を満たす必要があります。 一般的な新築住宅と比べると、太陽光発電システムなどの再エネ設備の導入も求められます。 つまりZEH性能が条件です。house.home4u+1
最も補助額が高い「GX志向型住宅」は、さらにハードルが上がります。 断熱等級6以上、一次エネルギー消費量削減率35%以上(再エネ除く)、かつ100%以上(再エネ含む)、そしてHEMS(高度エネルギーマネジメントシステム)の導入が必須です。 これだけの性能を標準仕様として盛り込むためには、施工会社側の準備と技術力が問われます。
参考)みらいエコ住宅2026事業の制度を解説│補助金額や対象条件、…
GX志向型住宅の申請には「GXへの協力表明を行った事業者が建築する住宅」という条件もあり、GX対応の登録事業者でなければ申請できません。 さらに、GX志向型戸建住宅の交付申請件数には事業者ごとに300戸/月という上限が設けられています。 これは意外に知られていない制限ですね。
国土交通省の「みらいエコ住宅2026事業」公式ページでは、補助対象住宅の最新要件や地域区分の確認が可能です。
みらいエコ住宅2026事業【公式サイト】(国土交通省・環境省)|補助額・対象条件・申請スケジュールを確認できます
ZEH住宅補助金2026で不動産業者が知っておくべき注意点
2025年の「子育てグリーン住宅支援事業」ではZEH水準に最大80万円の補助が出ていました。 2026年から35〜40万円に下がったということは、同じ商品スペックで補助金訴求をしても「半額以下になった」と受け取られかねません。 これは痛いですね。archi-homelife+1
補助金の申請はハウスメーカーや登録事業者が代行しますが、申請代行の手数料が10〜35万円かかるケースがあります。 これを顧客に事前に説明しないと、後から「手数料がかかると聞いていない」とクレームになる可能性があります。 手数料の有無と金額は、商談の早い段階で確認・説明するのが基本です。
参考)ZEH補助金の申請費用や申請方法|制度ごとの違いや申請スケジ…
また、申請後に「設計変更ができない」という制約があります。 無断で変更を行った場合、補助金が交付されない可能性があります。 やむを得ず変更が必要な場合は、必ず事前にSII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)に相談する手順が必要です。
参考)【2026年最新】ZEH補助金の貰える金額から対象になる基準…
SII(環境共創イニシアチブ)ZEH支援事業よくあるご質問|申請後の設計変更・手続きの詳細について確認できます
ZEH住宅補助金2026、不動産業者が提案力を上げるための独自視点
補助金制度が変わるとき、知識の差が「提案力の差」に直結します。 これは使えそうです。
2026年から補助金の差が最大約3倍(ZEH水準35万円 vs GX志向型110万円)まで開いたことで、顧客の意思決定における「性能の優先順位」が変わっています。 以前は「補助金が出る=ZEHで十分」という認識が一般的でしたが、今後は「GX志向型に上げたほうが補助金的にもお得」というロジックで、グレードアップ提案が通りやすくなっています。 これは不動産業者にとって大きなチャンスです。pure-growth+1
また、「予算に達し次第終了」という仕組みは、クロージングの強いトークとしても機能します。 「今この時期に契約すれば確実に申請できる可能性が高い」という具体的な根拠として、申請締切日(ZEH水準は2026年9月30日)を提示することで、意思決定を促しやすくなります。
さらに、住宅ローン控除との併用も重要な提案ポイントです。 ZEH住宅なら贈与税の非課税限度枠が最大1,000万円となっており、補助金との組み合わせで節税メリットをまとめてアピールできます。 補助金と税制優遇の両方を整理して、「総合的にいくらお得か」を数字で示す提案資料を用意しておくことが、競合他社との差別化につながります。