耐震基準適合証明書 取得方法
あなたが「築年数が古い物件は全部アウト」と思っているなら、実は数百万円単位で損している可能性があります。
耐震基準適合証明書の意味と利用メリット
耐震基準適合証明書とは、建物が1981年6月以降の新耐震基準に適合していると証明する書類です。不動産売買では特に中古住宅の価値判断に直結します。
証明書を取得しておくと、住宅ローン控除や登録免許税の軽減措置が受けられるため、最大50万円以上の節税効果が見込まれることもあります。
一方で、この証明書がないとローン審査が通らないケースも増えています。特にフラット35では、建築確認書類の代わりにこの証明書が事実上の必須要件となる場合があります。
つまり、証明書の有無が物件の流通スピードを左右するということですね。
耐震基準適合証明書の具体的な取得方法と流れ
一般的な手順は「耐震診断→補修工事→証明書発行」です。最初に一級建築士事務所や日本建築防災協会認定の耐震診断士が建物を調査します。
診断費用は延床面積100㎡で約7万円前後が相場。もし補強が必要なら、5〜30万円程度の追加費用がかかることもあります。
申請自体は売主・買主のどちらでも可能ですが、売主側が早めに準備しておくと売却交渉で有利になります。
結論は、契約前のタイミングで取得に動くのが最も効率的です。
耐震基準適合証明書に必要な書類と発行機関
発行できるのは「指定確認検査機関」または「建築士事務所登録の耐震診断士」です。
申請に必要な主な書類は以下の3点です。
依頼時には、見積書に“発行手数料込み”と明記されているか確認が重要です。小規模な建築士事務所では、別途3万円前後の発行料を設定しているところもあります。
つまり、費用の内訳を明確にすることがトラブル防止の第一歩ということです。
耐震基準適合証明書の費用相場と時間スケジュール
費用は建物構造(木造・鉄骨造など)や規模によって変動します。木造住宅100㎡の場合、診断と証明書をまとめて依頼すると約10万円前後が一般的です。
ただし、築40年以上の建物では劣化部分の補修が必要になり、合計で30万円を超えるケースもあります。
発行までの期間は2〜3週間が目安ですが、自治体や検査機関の混雑状況により1か月かかる場合もあります。
つまり、決済直前に動くと間に合わないリスクが高いということです。
引き渡し予定日から逆算して、最低でも1か月前に依頼を出すのが安心です。
耐震基準適合証明書に関するよくある誤解と注意点
「築1981年以前の建物だから無理」と思われがちですが、実際には改修によって基準に適合できる場合があります。
たとえば、基礎のひび割れ補修や壁の耐力向上を行えば、耐震性能を最新基準に引き上げることが可能です。
また、診断を受けずに「構造計算書だけで代用できる」と誤解しているケースも散見されます。これは多くの金融機関が認めないため注意が必要です。
結論は、事実確認をせずに除外判断するのが最大の損失です。