不動産DX EXPOで業務改革を加速する完全ガイド

不動産DX EXPOで業務改革・生産性向上を実現する方法

DXに取り組んでいる不動産会社のうち、76%以上が「費用は何もかからない」と勘違いして予算ゼロで参加しています。

🏠 この記事の3ポイントまとめ
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不動産DX EXPOとは?

2025年に初開催。物件管理・電子契約・AI査定など不動産業務のDXソリューションが一堂に集まる専門展示会。参加費は無料(事前登録制)。

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なぜ今、参加すべきなのか?

不動産業界のDX実施率はわずか13.4%。DXに取り組んでいる企業の76.2%が効果を実感しており、生産性向上・残業削減が実証されている。

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展示会を100%活用する秘訣

事前にブース訪問予約・1社5分の比較動画の活用・セミナーとの組み合わせが成果を最大化する鍵。目的を絞ってから来場することが原則。


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不動産DX EXPOの概要と2026年開催スケジュール

不動産DX EXPOは、2025年7月に東京ビッグサイトで初めて開催された、不動産業界に特化したDX専門展示会です。主催は産業DX総合展実行委員会で、製造業・建設業・小売業など複数の産業DX展と同時開催される「産業DX総合展」の一翼を担っています。

この展示会の最大の特徴は、不動産従事者だけを対象にしたソリューションが一堂に集まる点です。物件管理システム、入金管理システム、テナント管理システム、価格査定システム、リモート内見、電子契約・契約管理、集客支援サービス、スマートロック、空室対策・資産価値向上ツールなど、業務の川上から川下まで幅広いカテゴリが展示されます。

来場対象は、賃貸・売買の仲介会社、管理会社、ディベロッパー、ハウスメーカー・工務店、不動産オーナーと幅広く、参加費は無料(事前登録制)です。つまり、コストをかけずに最新ツールを一気に比較検討できる場として機能しています。

2026年の開催スケジュールは以下のとおりです。

開催 日程 会場
🌸 春・大阪 2026年5月20日(水)〜22日(金) インテックス大阪 4号館 6号館A・B
🍂 夏・東京 2026年9月30日(水)〜10月2日(金) 東京ビッグサイト 東7・8ホール

各日の開催時間は10:00〜17:00です。大阪と東京の2都市で開催されるため、遠方の不動産会社でも参加しやすいのは大きなメリットと言えるでしょう。参加に際しては公式サイトからの事前登録が必要です。

参考:不動産DX EXPO 2026夏 東京の詳細ページ

不動産DX EXPO 2026 夏 東京 – Bizcrew公式

不動産DX EXPOで比較検討できる主要ソリューション

展示会に足を運ぶ前に、どんなカテゴリのソリューションが出展されているかを把握しておくことが重要です。「何となく行ってみた」では3時間が無駄になります。

アットホームが2025年に実施した「不動産DXに関する実態調査」(全国1,171社対象)によると、DXツールを導入している業務のトップ3は、1位「物件募集・管理」(約40%)、2位「重要事項説明」、3位「入居申込」でした。書類のやりとりが発生する業務ほどデジタル化のニーズが高く、展示会でもこれらのカテゴリの出展社は充実しています。

不動産DX EXPOの主な出展カテゴリは次のとおりです。

  • 電子契約システム:2022年5月の宅建業法改正以降、契約書類の完全電子化が可能に。来店不要・印紙代ゼロ・リードタイム平均4日短縮の効果が報告されています。満足度79.4%と、DXツール中でも上位の評価を得ています。
  • AI価格査定システム:膨大な取引データをもとにリアルタイムで査定価格を算出。内見件数が約30%増加した事例も。満足度は79.4%と高水準です。
  • 物件・賃貸管理システム:入居者情報・修繕履歴・賃料収入をクラウドで一元管理。複数拠点を持つ管理会社に特に効果的です。
  • スマートロック:スマートフォンで物件の解錠ができ、無人内見や鍵の貸し出し手間をゼロに。ある管理会社では管理物件の約8割に導入した事例もあります。
  • 集客支援サービス・CRM:ポータルサイトとの連携、顧客行動の可視化、パーソナライズ提案を実現するCRMツール。
  • リモート内見・VRシステム:24時間いつでも物件確認が可能。遠方からの引っ越し需要や非接触ニーズに対応します。

これらを1社5分の比較動画で事前にチェックできる仕組みが展示会独自の工夫で、「話を聞く時間はないが情報収集はしたい」という忙しい不動産従事者のニーズに応えています。つまり来場前に動画で絞り込んでから行くのが原則です。

参考:不動産DXツールの満足度・活用実態データ

不動産業界のDX推進状況調査 2025(不動産テック企業7社・PR TIMES)

不動産業界のDX実施率と展示会に来場すべき背景

「うちの会社はまだDXは早い」と思っている不動産従事者ほど、この数字を見てほしいです。

総務省の調査(2021年)によると、不動産業界のDX実施率はわずか23.3%と他業種に大きく遅れをとっています。2025年のアットホーム調査でも「現在DXに取り組んでいる」と回答した不動産会社は13.4%にとどまり、「まだ取り組んでいないが検討中」が41.8%という状況です。

深刻ですね。

一方で、すでにDXに取り組んでいる企業のうち76.2%が効果を実感しており、具体的な効果として「従業員の生産性が向上した(67.4%)」「残業時間を大幅に削減できた(27.3%)」「業績が向上した(24.7%)」が挙げられています(不動産業界のDX推進状況調査2025、1,286名対象)。

生成AIの活用においても、11.1%が月10時間以上の業務削減を実現している一方で、31.4%は月1時間未満しか削減できておらず、「活用の質」に大きな差があることがわかります。

不動産業界のDXが遅れている主な理由として、以下の3点が繰り返し挙げられています。

  • 長年の紙文化・属人的な営業プロセスが根強く残っている
  • DXに関する知識・経験が不足しており「取り組み方がわからない(33.6%)」
  • 「予算をかけられない(48.6%)」「社内に人材がいない(21.3%)」

不動産DX EXPOはこれらの課題をまとめて解消できる場として機能します。無料で最新ソリューションを比較検討でき、著名な有識者や業界トップ企業の役員によるセミナーで「ネット検索では出てこないヒント」が得られます。予算・人材不足でDXに踏み出せていない会社にとって、展示会への来場は「まず何から始めるか」を決める最短ルートです。

参考:不動産DXに関する実態調査2025(アットホーム株式会社)

不動産DXに関する実態調査2025 – アットホーム株式会社公式

不動産DX EXPOのセミナーを最大活用する方法

展示会はブースを回るだけでは半分しか活用できていません。セミナーが本番です。

不動産DX EXPOでは、業界トップ企業の役員や著名な有識者による特別講演・セミナーが開催されます。2025年の初開催では、麗澤大学教授(AI・ビジネス研究センター長)と不動産テック企業CEOの対談セミナーが実施され、立ち見が出るほどの盛況でした。テーマは「AIとの向き合い方」という実務直結の内容で、その録画が後日無料公開されたほど注目度の高いコンテンツでした。

セミナーの特徴として、ネット検索では出てこないような現場レベルの実例や、経営判断に直結するトレンドが共有される点があります。不動産DX、生成AIについての情報収集方法として「不動産業界イベント」を挙げる人がいまだ一定数いるのは、こうした「リアルな場でしか得られない情報」の価値が認知されているためです。

セミナーを効果的に活用するためには、以下の3ステップを意識してください。

  1. 事前にセミナー登壇者・テーマを確認する:公式サイトに掲載されるセミナー一覧を来場前にチェックし、自社の課題に近いテーマを選ぶ
  2. 座席を事前予約する:人気セミナーは早めに埋まります。立ち見になると資料も手元に持てないため、予約確保が必須
  3. セミナー後にブースを訪問する:登壇企業のブースは、セミナーで気になった点を深掘りできる絶好の機会。当日が最も商談につながりやすいタイミングです

また、産業DX総合展との同時開催のため、製造業・建設業・小売業向けのセミナーにも参加できます。異業種でのDX成功事例から、自社の不動産業務に転用できるヒントが見つかるケースもあります。これは意外なメリットです。

参考:2025年初開催のセミナー内容レポート

不動産DX EXPOセミナー「AIとの向き合い方」無料公開(イタンジ株式会社)

不動産DX EXPOを活かして会社のDXを前に進める独自視点

展示会に参加した後、「良かった」で終わる会社と、実際にDX導入が進む会社の差は何か。これはあまり語られない視点です。

実は、DXに取り組まない企業が苦労する最大の理由は「予算(48.6%)」よりも「取り組み方がわからない(22.1%)」「人材がいない(21.3%)」であり、情報と意思決定の接点の欠如にあります。展示会はこの接点を一気につくれる場ですが、活かすには準備と仕掛けが必要です。

展示会前に会社として押さえておくべきことは3つあります。

まず「現状の課題を業務単位で1枚にまとめる」ことです。物件管理、入居申込、重要事項説明、集客のどこで時間が取られているかを可視化しておくと、どのブースを優先すべきかが自然に絞り込まれます。ツールのカタログを集めて終わる参加にならないために、課題の棚卸しが条件です。

次に「意思決定者を同行させる」ことが重要です。DXに取り組む年間予算として69.6%が100万円以下と回答していますが、金額の大小に関わらず、現場担当者だけが来場して後で上司に説明しても、導入決定までに時間がかかります。展示会当日に決裁者がいれば、担当営業とその場で概算コストを詰められます。

3つ目は「来場後72時間以内にアクション1つを決める」ことです。展示会の熱量は早い段階で冷めます。帰社後すぐに「次回オンラインデモを依頼する」「トライアル申込みする」「社内でツール候補を1つ提示する」など、行動を1つに絞って即実行することで、展示会の情報が実際のDX推進につながります。

DXを進めている企業の4分の3が効果を実感し、1年以上継続して取り組んでいる企業が67.4%に達しているというデータが示す通り、一歩目を踏み出せた会社は高い確率で継続できています。 不動産DX EXPOへの参加は、その一歩目に最もコストが低く、情報密度の高い手段の一つです。

参考:不動産DXが進まない構造的な課題と解決策

不動産DXとは?不動産業界のDX化における課題・事例を詳しく解説(chintaidx.com)