卒fit買取価格比較で損しない売電先の選び方

卒fit買取価格を比較して得する売電先を選ぶ方法

大手電力に売電し続けると、年間2万円以上の収入が丸ごと消える可能性があります。

この記事でわかること
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卒FIT後の買取価格の実態

大手電力会社は7〜9円/kWhが相場。新電力では最大14.6円/kWhまで差がある理由を解説します。

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エリア別ランキングと比較表

全国9エリアの買取価格ランキングを一覧化。お住まいの地域でどこが一番高いかすぐ確認できます。

失敗しない比較ポイントと手続き方法

価格だけで選ぶと後悔するケースも。契約条件・解約金・対応エリアの確認手順を具体的に紹介します。


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卒FIT買取価格とは何か|FIT終了後に何が変わるのか

FIT制度(資源エネルギー庁|FIT制度の買取価格・期間について(公式)

卒FIT買取価格のエリア別ランキング|主要電力会社を一覧比較

卒FIT後の買取価格は居住エリアによって選べる電力会社が変わります。ここでは主要エリアごとの比較表をまとめました(2026年3月時点の情報を参考)。
🔷 東京電力エリア(関東)
| 電力会社 | プラン名 | 買取価格 |
|—|—|—|
| スマートテック | スマートFIT(初回キャンペーン) | 14.6円/kWh |
| エネクスライフサービス | 卒FIT Wプラス(TERASELでんき+蓄電池) | 14.5円/kWh |
| 京葉ガス | プラチナプラン | 13.8円/kWh |
| エネクスライフサービス | 太陽光電力買取サービス | 12.5円/kWh |
| ENEOS | ENEOS太陽光買取サービス | 11円/kWh |
| 東京電力EP | 再エネ買取標準プラン | 8.5円/kWh |
🔷 関西電力エリア(近畿)
| 電力会社 | プラン名 | 買取価格 |
|—|—|—|
| 丸紅新電力 | ECOとくプラン | 11円/kWh |
| ENEOS | ENEOS太陽光買取サービス | 11円/kWh |
| エネクスライフサービス | 卒FITでんきプラス(TERASELセット) | 11円/kWh |
| 関西電力 | 再エネ買取サービス | 8円/kWh |
🔷 中部電力エリア(東海)
| 電力会社 | プラン名 | 買取価格 |
|—|—|—|
| 東邦ガス | 買取プラン(ガス+電気セット) | 13円/kWh |
| エネクスライフサービス | 卒FIT Wプラス | 12.5円/kWh |
| ENEOS | ENEOS太陽光買取サービス | 10円/kWh |
| 中部電力 | シンプルプラン | 7円/kWh |
🔷 九州電力エリア(九州)
| 電力会社 | プラン名 | 買取価格 |
|—|—|—|
| 丸紅新電力 | ECOとくプラン | 11円/kWh |
| ENEOS | ENEOS太陽光買取サービス | 10円/kWh |
| 九州電力 | 標準プラン | 7円/kWh |
このように、大手電力会社の標準プランと新電力の最高値では、東京電力エリアなら8.5円と14.6円と約1.7倍もの差があります。意外ですね。
大手電力会社の買取価格が低い理由は、FIT期間の終了とともに国の保証が外れ、各社が電力市場の実勢に基づいて価格を設定するためです。再エネ普及に積極的な新電力は、顧客獲得も兼ねて高めの買取単価を打ち出す傾向にあります。
一方、大手電力にはこのまま何もしなくても自動的に卒FIT用プランへ移行してくれる安心感があります。手続きが不要な点は大きなメリットです。ただし、その利便性と引き換えに、年間数万円の収入差が生まれていることを理解したうえで選択することが大切です。

卒FIT買取価格を比較するときの5つのチェックポイント

価格だけで売電先を選んでしまうと、後から後悔するケースがあります。高い買取単価が「条件付き」だったり、解約金が発生したりするケースも実際に存在します。以下の5点を必ず確認しましょう。
✅ チェック1:買取単価の条件を確認する
卒FIT向けプランの中には、電気料金プランとのセット契約が前提になっているものがあります。例えば「エネクスライフサービス」の13.5円/kWhは、「TERASELでんき」の電気購入プランとのセット契約が必要です。単体で売電契約だけ結ぶと、12.5円/kWhに下がります。表示価格のまま適用されるか、必ず確認が必要です。
✅ チェック2:キャンペーン価格か通常価格かを見分ける
スマートテックの「スマートFIT」は東京電力エリアで14.6円/kWhという高単価ですが、これは初回申し込みのキャンペーン価格であり、定員に達し次第終了します。通常価格は8.5円/kWh程度です。申込時期によって価格が大きく変わるため、キャンペーン条件と通常時の価格は別々に把握しておきましょう。
✅ チェック3:解約金・最低契約期間の有無を確認する
プランによっては数年単位の最低契約期間が設定されていたり、中途解約時に違約金が発生したりすることがあります。「解約金0円・縛りなし」を明示しているプランも多くありますが、応募前に必ず確認しましょう。特に高単価プランほど条件が厳しいケースがあります。
✅ チェック4:対応エリアを確認する
全国対応を謳っていても、沖縄や離島は対象外のケースがほとんどです。また地域密着型の新電力は、特定の都道府県・市区町村のみ対象であることも多いです。申し込む前に自宅の住所が対応エリアかどうかを確認するのが基本です。
✅ チェック5:支払い方法と振込タイミングを確認する
現金振込のほか、au PAY残高チャージ(auでんき)やAmazonギフト券(中部電力の一部プラン)、ポイント還元(WAONポイントなど)で還元するプランもあります。受け取り方法によって実質的な単価が変わる場合もありますので、自分のライフスタイルに合った受け取り方を選ぶのがポイントです。
比較検討の際は、上記5点を確認した上で「月額いくら受け取れるか」を計算すると具体的になります。年間の余剰電力量(kWh)×買取単価(円)が目安です。月々の電気検針票に余剰電力量が記載されているので、直近12か月分を合計して概算を出してみましょう。
卒FIT後売電契約の選び方・価格相場の解説(卒FITナビ)

大手電力 vs 新電力|卒FIT買取価格の差額シミュレーション

「新電力の方が高いのはわかったけど、実際どれくらい差が出るの?」という疑問は当然です。ここでは標準的な住宅の条件で、年間収入の差を試算してみます。
【シミュレーション条件】
– 太陽光発電システム:4kW搭載
– 年間総発電量:約5,000kWh
– 自家消費量:2,000kWh(自家消費率40%)
– 年間事業者に無償で引き取られることになります。これは経済的には最悪の選択肢です。年間3,000kWhの余剰電力が丸ごとゼロ円になるわけですから、放置だけは避けるべきです。
エコ発電本舗|卒FIT後の売電継続vs自家消費どちらが得か比較

卒FIT売電先の切り替え手続きのやり方|必要なものと流れ

「切り替えは面倒そう」と感じる方も多いですが、実際の手続きはとてもシンプルです。基本的に工事は不要で、Webから申し込むだけで完結するケースがほとんどです。手続きは簡単です。
【必要な書類・情報】
– 📄 FIT買取満了通知書(電力会社から届いたもの)
– 🔢 受電地点特定番号(22桁) ※検針票または電力会社マイページで確認
– 📋 お客様番号(現在の契約の番号)
– 🆔 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
– 🏦 振込口座情報(売電収入の受取口座)
受電地点特定番号は、毎月届く「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」または電力会社のWebマイページで確認できます。22桁の数字で、これが申し込みに必要なキーナンバーです。手元に検針票があれば、探すだけです。
【切り替えの流れ】
1. FIT満了通知を確認する:電力会社から満了日の4〜6か月前に通知が届きます。この通知が届いたら、比較を始めるタイミングです。
2. 複数の売電先を比較する:自分のエリアで使える電力会社を絞り込み、買取単価・契約条件・解約金を比較します。上記の5つのチェックポイントを活用してください。
3. 申し込む:選んだ電力会社のWebサイトから申し込みフォームに必要事項を入力します。多くは10〜15分で完了します。
4. 切り替え完了を待つ:申し込みから約1か月程度で手続きが完了し、新しい契約での売電が始まります。旧契約の解約手続きは、新電力側が自動的に処理してくれるケースが大半です。
1点だけ注意点があります。FIT満了日を過ぎてから申し込む場合でも、ほとんどの大手電力では「自動移行プラン」として7〜9円/kWhでの買取が継続される仕組みになっています。つまり、完全にゼロになる前に申し込めれば問題ありません。ただし、いつまでも放置せず、できるだけFIT満了前に手続きを済ませることが望ましいです。
なお、新電力への切り替え後も元の大手電力会社への「電気購入」はそのまま維持できます。売電先と購入先は別の契約であるため、混同しないようにしましょう。
卒FIT後の売電先変更手続き方法と注意点(卒FITナビ)

売電だけじゃない|卒FIT後に見直したい自家消費と蓄電池活用の視点

卒FITを機に、売電にこだわらず自家消費を増やすという選択肢も注目されています。その理由は「価格の非対称性」にあります。売電単価が最大でも14円前後なのに対し、電力会社から電気を購入する買電単価は25〜30円/kWh以上です。つまり1kWhを売るより、自分で使う方が最大20円以上お得になる計算です。
自家消費を増やす最もシンプルな方法は、洗濯機・食器洗い機・エアコンなどの電力消費の大きい家電を「晴れた昼間」に使うよう生活習慣を変えることです。初期費用はゼロで、うまくいけば年間5〜8万円の経済効果が見込めると言われています。
さらに踏み込んだ対策として、蓄電池の導入があります。蓄電池を設置すれば、昼間の余剰電力を夜間に使うことができ、自家消費率を従来の40%程度から70〜80%まで高めることが可能です。停電時にも電力を使える点もメリットです。
ただし、蓄電池の初期費用は容量や機種によって異なりますが、一般的に100〜200万円程度と高額です。投資回収期間は10年以上かかるケースもあり、経済性だけで判断するのは難しい面があります。国や自治体の補助金制度を活用することで、初期費用を数十万円程度抑えられる場合があります。
蓄電池が経済的に向いているのは、電気料金が特に高い地域に住んでいる、日中の在宅時間が長く自家消費の機会が多い、停電リスクへの備えも重視しているといった条件が揃うケースです。こうした要素を踏まえたうえで、「売電継続」と「蓄電池で自家消費優先」のどちらが自分に合うかを判断することが重要です。
また、最近は初期費用ゼロで蓄電池を設置できる月額サービス型(サブスクリプション型)の蓄電池プランも登場しています。一括購入が難しい場合でも、こうした選択肢を検討してみる価値はあります。
卒FIT後の最適解は一つではありません。「売電先の切り替えだけで年間1万円以上の収入アップ」は手軽に実現できます。そこに「昼間の自家消費シフト」を組み合わせれば、費用ゼロでさらに数万円単位の経済効果が得られます。蓄電池は長期的な視点で検討するのが現実的です。まず取り組みやすい「売電先の比較と切り替え」から始めるのが基本です。
ソーラーメイト|卒FIT買取価格ランキング|売電継続vs蓄電池の経済比較