印鑑証明書コンビニやり方手順解説

印鑑証明書コンビニ取得手順

電子証明書の有効期限が5年しかないことを知らずにコンビニで取得を試みると時間を無駄にします。

📋 この記事で分かること

24時間取得可能

午前6時30分から午後11時まで、土日祝日でもコンビニで印鑑証明書を取得できる

💰

手数料が窓口より安い

コンビニ交付は窓口より100円程度安く、市区町村によっては200円程度で取得可能

⚠️

事前準備が必須

マイナンバーカードの電子証明書有効期限や印鑑登録の確認が必要

印鑑証明書コンビニ取得の事前準備

 

不動産取引で印鑑証明書が急に必要になった際、コンビニ交付サービスを利用すれば窓口に行かずに取得できます。ただし、事前に確認すべき項目がいくつかあります。

まず印鑑登録を済ませているかを確認しましょう。印鑑登録がされていない状態では、マイナンバーカードを持っていてもコンビニで印鑑証明書は取得できません。印鑑登録は市区町村の窓口で事前に手続きが必要です。不動産の売買契約や登記手続きの際、売主側は実印と印鑑証明書が必須となるため、取引が決まる前に登録を済ませておくと安心です。

次にマイナンバーカードの状態を確認します。マイナンバーカード本体の有効期限は10年(未成年者は5年)ですが、電子証明書の有効期限は発行日から5年です。つまり、カード自体が有効でも電子証明書が期限切れだとコンビニ交付は利用できません。有効期限はマイナンバーカードの券面に記載されているほか、マイナポータルアプリからも確認できます。期限が切れている場合は市区町村の窓口で新手続きが必要です。

利用者証明用電子証明書が搭載されているかも重要なポイントです。この電子証明書がないとコンビニでの証明書取得ができません。マイナンバーカード交付時に設定する4桁の暗証番号がこの電子証明書に紐づいています。暗証番号を3回間違えるとロックがかかってしまい、解除には窓口での手続きが必要になります。

お住まいの市区町村がコンビニ交付サービスに対応しているかの確認も欠かせません。2026年2月時点で全国約900の市区町村がサービスを提供していますが、すべての自治体が対応しているわけではありません。コンビニ交付サービスの公式サイトで対応市区町村を検索できます。対応していない場合は従来通り窓口での取得となります。

コンビニ交付サービス対応市区町村の検索はこちら – 対応状況を事前に確認できる公式ページ

印鑑証明書コンビニ発行の操作手順

コンビニのマルチコピー機での操作は思っているよりシンプルです。所要時間は約5分程度で、慣れれば3分ほどで取得できます。

マルチコピー機のメニュー画面から「行政サービス」を選択します。セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなど主要コンビニでは同様の手順で操作できます。次に「証明書交付サービス」または「コンビニ交付」を選択しましょう。

利用規約が表示されるので内容を確認し「同意する」を選択します。続いて利用するカードまたはデバイスを選択する画面が表示されます。マイナンバーカードを使う場合は「マイナンバーカード」を、スマホ用電子証明書を搭載したスマートフォンを使う場合は該当するデバイスを選びます。

マイナンバーカードをマルチコピー機のカード読み取り部分に置きます。機種によって置く場所が異なりますが、画面に図で表示されるので指示に従ってください。スマートフォンの場合はNFC読み取り部分にかざします。

利用者証明用電子証明書の4桁の暗証番号を入力します。この暗証番号はマイナンバーカード交付時に自分で設定したものです。入力を3回間違えるとロックがかかるため慎重に入力しましょう。ロックがかかると市区町村窓口での解除手続きが必要になり、当日中の取得が困難になります。

証明書を交付する市区町村を選択します。「お住まいの市区町村の証明書」を選ぶと、自分が住民登録している自治体の証明書が取得できます。次に取得したい証明書の種類から「印鑑登録証明書」を選択します。

必要な部数を入力します。不動産取引では通常1通あれば足りますが、複数の手続きで使用する場合は必要部数を指定できます。部数によって手数料が変わるため、画面で金額を確認してから進みましょう。

発行内容の確認画面が表示されるので、証明書の種類と部数が正しいかチェックします。間違いがなければ「確定」または「次へ」を選択してください。訂正が必要な場合は「戻る」ボタンで前の画面に戻れます。

手数料を投入します。多くの自治体でコンビニ交付は200円、窓口交付は300円と設定されており、コンビニの方が100円安くなっています。一部の市区町村では期間限定でさらに割引している場合もあります。硬貨のみ使える機種と紙幣も使える機種があるため、事前に小銭を準備しておくと安心です。

証明書が印刷されて出力口から出てきます。A4サイズの普通紙に印刷されますが、偽造防止のための特殊な処理が施されているため法的効力は窓口発行のものと同じです。印刷が完了すると音声案内が流れるので、証明書と領収書を忘れずに受け取りましょう。

印鑑証明書取得できない場合の原因

コンビニで印鑑証明書を取得しようとしてエラーが出た場合、いくつかの原因が考えられます。事前に原因を把握しておくことで、トラブル発生時にスムーズに対処できます。

最も多いのが電子証明書の有効期限切れです。マイナンバーカード本体は10年有効ですが、電子証明書は5年で期限が切れます。カードを見て有効期限内だと思っていても、電子証明書だけが期限切れというケースが意外と多いのです。この場合は市区町村窓口で電子証明書の更新手続きが必要で、即日発行されるため当日から再びコンビニ交付が利用できます。

更新手数料は無料です。

暗証番号のロックも頻繁に起こる問題です。4桁の暗証番号を3回間違えると自動的にロックがかかり、コンビニでは解除できません。窓口で本人確認書類を提示してロック解除してもらう必要があります。不動産の決済日当日にこのトラブルが起きると大変なので、事前に暗証番号を確認しておくことが重要です。

印鑑登録証明書の発行停止措置が取られている場合もあります。印鑑登録証を紛失したことを市区町村に届け出ると、悪用防止のため発行停止になります。この状態ではコンビニ交付も窓口交付も利用できません。発行停止を解除するには、本人確認書類を持って窓口で手続きする必要があります。不動産取引前に印鑑証明書が取得できるか試しておくと安心でしょう。

転出届を提出した後は、転出予定日前でもコンビニ交付が利用できなくなります。つまり転出届を出した時点で、その自治体では印鑑証明書が取得できません。引っ越しを伴う不動産取引では、この点を考慮してスケジュールを組む必要があります。売却物件の登記に使う印鑑証明書は転出届提出前に取得しておきましょう。

マイナンバーカードのICチップが破損している場合も取得できません。カードを強く曲げたり、磁気の強いものと一緒に保管したりするとICチップが壊れることがあります。この場合は再発行が必要で、通常1か月程度かかります。決済の予定がある場合は、カードの取り扱いに注意が必要です。

市区町村によってはシステムメンテナンス日があり、その日はコンビニ交付が利用できません。年末年始(12月29日から1月3日)も全国一斉にサービス停止となります。不動産の決済日がこれらの期間に近い場合は、余裕を持って証明書を取得しておく方が賢明です。

印鑑証明書コンビニと窓口の違い

コンビニ交付と窓口交付では、取得できる証明書の内容は同じですが、いくつか異なる点があります。不動産業務で使用する際に知っておくべき違いを理解しておきましょう。

用紙の違いが最も目立つポイントです。窓口発行は各市区町村独自の専用用紙(改ざん防止用紙)を使用しますが、コンビニ交付はA4サイズの普通紙に印刷されます。ただし普通紙といっても、券面にはQRコードやけん制文字、スクランブル画像などの偽造防止措置が施されています。裏面にはカラーの偽造防止検出画像が印刷されており、スマートフォンアプリで真贋確認ができます。

不動産の決済時、司法書士によってはコンビニ交付の印鑑証明書を初めて見る場合があります。その際、裏面の偽造防止検出画像を提示すれば、コンビニ交付であることとその真正性を証明できます。事前に決済を担当する司法書士にコンビニ交付の利用を伝えておくとスムーズです。

手数料の差も重要なポイントです。多くの自治体で窓口交付は300円、コンビニ交付は200円と設定されており、1通あたり100円安くなります。札幌市では2024年9月から窓口より200円安く設定されており、住民票や印鑑証明書が100円で取得できます。年間で複数回取得する不動産業者にとっては、この差額は無視できません。

取得可能な時間帯も大きく異なります。窓口は平日の午前8時30分から午後5時15分程度(自治体により異なる)ですが、コンビニ交付は午前6時30分から午後11時まで、土日祝日も利用できます。不動産の決済が土曜日に設定されることもあるため、この時間帯の広さは大きなメリットです。早朝や夜間に急に証明書が必要になった場合でも対応できます。

取得場所の自由度もコンビニ交付の利点です。窓口は住民登録している市区町村まで行く必要がありますが、コンビニ交付は全国どこのコンビニでも取得できます。出張先で急に印鑑証明書が必要になった場合、最寄りのコンビニで取得できるのは非常に便利です。セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、セイコーマートなど主要コンビニチェーンで利用できます。

代理人による取得の可否も違います。窓口では委任状があれば代理人が印鑑証明書を取得できますが、コンビニ交付は本人のマイナンバーカードが必要なため代理取得はできません。不動産取引で売主が高齢の場合など、代理取得が必要なケースでは窓口での取得を選択する必要があります。

印鑑証明書有効期限と不動産取引の注意点

印鑑証明書そのものに有効期限はありませんが、提出先によって「発行から何か月以内」という制限があります。

不動産取引では特にこの点が重要になります。

不動産登記の際に法務局へ提出する印鑑証明書は、発行日から3か月以内のものでなければなりません。これは不動産登記令第16条で定められています。つまり2月1日に発行された印鑑証明書は、5月31日まで有効ということです。初日不算入の原則により、2月1日の翌日である2月2日を起算日として3か月を数えます。

不動産の売買契約から決済までには通常1か月から2か月程度かかります。契約時に取得した印鑑証明書を決済時の登記にも使おうとすると、3か月を過ぎてしまう可能性があります。そのため決済日の1週間前から前日に新しく取得するのが一般的です。コンビニ交付なら土日でも取得できるため、平日に時間が取れない方でも安心です。

売主側の印鑑証明書は特に重要です。所有権移転登記では、売主(登記義務者)の印鑑証明書が3か月以内である必要があります。一方、買主(登記権利者)の印鑑証明書には期限の制限がありません。ただし金融機関で住宅ローンを組む場合、金融機関側で「3か月以内」などの独自ルールを設けていることがあります。

複数の不動産を同時に売却する場合、それぞれの決済日に合わせて印鑑証明書を取得するのは手間がかかります。しかし同じ印鑑証明書を複数の登記に使い回すと、後の登記で3か月を過ぎてしまうリスクがあります。コンビニ交付なら1通200円程度で、数分で取得できるため、決済ごとに新しく取得する方が確実です。

相続による不動産の名義変更では、遺産分割協議書に押印した印鑑の証明として印鑑証明書を添付しますが、この場合は3か月の制限がありません。なぜなら、遺産分割協議が成立した時点の印鑑証明であることが重要だからです。ただし金融機関の相続手続きでは「6か月以内」などの期限を求められることがあります。

有効期限の計算で注意したいのが、月末の扱いです。3月31日に発行された印鑑証明書は、4月1日を起算日として3か月後の6月30日まで有効です。月の大小に関係なく、暦に従って3か月を計算します。決済日が有効期限ギリギリになりそうな場合は、念のため新しく取得し直す方が安全でしょう。

印鑑証明書コンビニ取得の不動産業務活用法

不動産業者として、印鑑証明書のコンビニ取得を業務に活かすための具体的なポイントを押さえておきましょう。

顧客へのアドバイスとして、マイナンバーカードの取得を早めに勧めることが重要です。売却相談を受けた時点でマイナンバーカードの有無を確認し、持っていない場合は取得を提案します。マイナンバーカードの発行には申請から約1か月かかるため、売却活動と並行して準備を進めてもらいます。特に平日に仕事で窓口に行けない売主にとって、コンビニ交付は大きなメリットです。

電子証明書の有効期限確認も顧客サービスの一環として行いましょう。決済の1週間前に「印鑑証明書の取得をお願いします」と連絡する際、併せて電子証明書の有効期限も確認してもらいます。期限切れが判明した場合でも1週間あれば窓口で更新できるため、決済日に間に合います。この確認を怠ると、決済日直前に期限切れが発覚して慌てる事態になります。

遠方の顧客や転勤族の顧客には、コンビニ交付の利便性を特に強調すべきです。例えば東京で物件を購入した後に大阪へ転勤した売主が、その物件を売却する場合を考えましょう。従来なら住民票のある大阪の市区町村窓口まで行く必要がありましたが、コンビニ交付なら最寄りのコンビニで取得できます。決済に合わせて東京へ来る際、新幹線の駅構内のコンビニで印鑑証明書を取得することも可能です。

複数の物件を扱う投資家や法人顧客には、取得タイミングの計画を一緒に立てることが大切です。連続して複数の決済がある場合、それぞれの決済日の3日前から前日に印鑑証明書を取得するようスケジュール表を作成します。コンビニ交付なら土日でも取得できるため、平日の決済が続いても柔軟に対応できます。

司法書士との連携も重要なポイントです。決済を依頼する司法書士に、事前にコンビニ交付の印鑑証明書を使用する旨を伝えておきます。ほとんどの司法書士は問題なく受け付けますが、初めて扱う場合は用紙の違いに戸惑うことがあります。裏面の偽造防止検出画像で真贋確認ができることを説明しておくとスムーズです。

緊急時のバックアッププランも用意しておきましょう。コンビニ交付が何らかの理由で使えない場合に備え、決済日前日までに印鑑証明書を取得できるよう余裕を持ったスケジュールを組みます。また決済日当日に窓口が開いている時間帯を決済時間として設定しておけば、万が一のトラブルにも対応できます。窓口での取得も選択肢として残しておくことで、リスクを最小限に抑えられます。

不動産業務でコンビニ交付の知識を持っていることは、顧客への付加価値サービスになります。スムーズな取引進行をサポートできる業者として、信頼獲得にもつながるでしょう。


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