登記情報提供サービスにログインできない原因と解決策
パスワードを6回間違えると、翌日まで待っても自力ではロック解除できません。
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登記情報提供サービスのログインできない原因一覧
登記情報提供サービスにログインできないとき、多くの人がまずパスワードの打ち間違いを疑います。もちろんそれも原因のひとつですが、実際には6つの原因が公式FAQに明記されています。
原因を整理すると以下のとおりです。
- ① ID番号またはパスワードが誤っている
- ② パスワードを6回連続して誤入力してアカウントがロックされた
- ③ 同じIDで別の端末やブラウザからすでにログイン中
- ④ 個人利用者が初回ログイン前に登録したクレジットカードの有効期限が切れている
- ⑤ 利用料金に未納がある
- ⑥ サービス停止中(メンテナンス・時間外など)
これが基本です。①だけを疑って何度も試し続けると、②のロック状態に陥るという悪循環が起きます。ログインできないと気づいたときは、まずエラーメッセージの内容をきちんと確認することが最初のステップです。
エラーメッセージに「ID番号またはパスワードに誤りがあります」と表示された場合はパスワードか番号の入力ミスが原因です。「すでにログインされ接続状態となっております」と表示された場合は、別のデバイスやブラウザタブでログイン状態が残っている可能性があります。一度時間をおくか、別ブラウザで強制ログインを試みましょう。
エラーメッセージを読まずに繰り返しログインを試みるのは逆効果です。
参考:ログインできない原因の詳細(公式FAQより)
登記情報提供サービス公式FAQ「ログインできません。どのような原因が考えられますか。」
登記情報提供サービスのパスワードロックと解除方法
パスワードを6回連続して間違えると、システムが自動でアカウントの利用を停止します。つまりロック状態になります。
このロックは時間をおけば自動解除されます。ただし法人・公共機関の利用者の場合、管理者が「利用者のパスワード入力エラー回数のクリア」を手動で実行することで即時解除が可能です。急ぎのときは管理者に連絡するのが最短ルートです。
個人利用の場合、急ぎであれば一時利用として別途クレジットカード決済でその場だけ登記情報を取得する方法もあります。費用は1件331円(不動産登記の全部事項)ですので、1件確認するためだけに登録の手間をかけずに済む点では実用的です。
なお、パスワードのよくある入力ミスの原因として以下の3点が公式に挙げられています。
- 🔡 全角で入力している(入力欄は半角のみ有効)
- 🔠 アルファベットの大文字・小文字を混同している(Capsロックに注意)
- 🔢 テンキーで数字を入力している(キーボード上段の数字で入力すると解消するケースあり)
意外と盲点なのがCapsロックです。パスワード欄は何を入力しても「●」で表示されるため、大文字・小文字の切り替えに気づかないまま6回入力してしまうケースが多いです。
ロック前に気づくのが一番の節約です。
参考:アカウントロックの解除方法(公式FAQより)
登記情報提供サービス公式FAQ「アカウントがロックされてしまいましたが、どのようにしたらよいですか。」
登記情報提供サービスの利用時間とサービス停止でログインできないケース
「ログインしようとしてもページが表示されない」「ログインボタンが反応しない」という場合、時間外アクセスが原因であることがあります。これは意外と見落とされます。
登記情報提供サービスの利用時間は以下のとおりです。
| 情報の種類 | 平日 | 土日祝日 |
|---|---|---|
| 不動産・商業法人登記情報(全部事項・所有者事項) | 8:30〜23:00 | 8:30〜18:00 |
| 地図・図面情報 | 8:30〜21:00 | 利用不可 |
休業日は年末年始(12月29日〜1月3日)のみです。なお、2022年10月1日より土日祝日の利用が追加されました。それ以前は平日のみの提供だったため、「土日は使えない」と思い込んでいる不動産従事者の方もいらっしゃいますが、現在は土日祝日午前8時30分から午後6時まで利用できます。
ただし、不定期にシステムメンテナンスによるサービス停止が実施されます。特定の土日や連休前後に停止するケースが多く、事前に公式サイトのメンテナンス情報ページを確認する習慣をつけておくと業務の空き時間を無駄にせずに済みます。
土日利用できる、と覚えておけばOKです。
参考:メンテナンス情報のチェックはこちら
管理者IDと利用者IDの違いによるログインできない問題
法人や公共機関で利用している場合、「ログインできた・できた、でも請求画面が出てこない」という事象が起きることがあります。これは管理者IDでログインしてしまっているケースです。
管理者IDと利用者IDは、見た目は同じログイン画面ですが役割が全く異なります。
- 🧑💼 管理者ID:利用者IDの発行・変更・削除、利用明細の確認などを行うためのID。登記情報の請求はできません。
- 📋 利用者ID:実際に登記情報を請求するためのID。1つの管理者IDから最大200名分まで発行可能。
管理者IDでログインしても請求画面には進めません。管理者IDは事務手続き専用と割り切って理解しておくと混乱が避けられます。
また、法人・公共機関の場合、利用者IDのパスワードロックが起きたとき、管理者はロック解除のオペレーション(パスワード入力エラー回数のクリア)を管理画面から行うことができます。管理者不在の会社では、このオペレーターが誰なのかを事前に決めておかないと、緊急時に登記情報が取得できないまま時間を失う可能性があります。
管理者が誰かを共有しておくのが原則です。
参考:IDの種別と管理者操作の詳細
登記情報提供サービス公式FAQ「利用者IDと管理者IDはどう違うのですか。」
一時利用でログインできない場合と不動産調査業務への活用法
一時利用でログインできないケースには、特有の落とし穴があります。一時利用申込みをすると登録メールアドレス宛にURLが送信されますが、このURLには30分の有効期限があります。30分を過ぎるとURLが無効になり、ログイン画面が表示されなくなります。
この場合は事前登録手続きを再度やり直すしかありません。
一時利用のURLが届いたら、すぐにアクセスするが基本です。
さらに注意すべき点は、一時利用で登記情報の請求ができるのは「初回ログインを行った当日中のみ」という制限です。翌日以降は再ログイン自体は初回ログインから100日間できますが、登記情報の請求は行えません。マイページで過去の取得情報を確認するのみとなります。
不動産従事者にとって、一時利用が向いている場面は次のとおりです。
- 🏠 単発の物件調査で、登録利用(法人740円・個人300円の登録費用)をかけたくないとき
- 🔍 登録IDのロックが解除できない間の代替手段として
- 📑 1件だけ急ぎで所有者事項を確認したい(141円/件)とき
業務の中でこのサービスを頻繁に使う場合は、登録利用のほうが毎回クレジットカード情報を入力する手間がなく実用的です。一方で月数件程度であれば一時利用のほうがコスト面でも無駄がありません。
なお、2023年3月26日以降、登録利用者のパスワードに設定されていた365日の有効期限が廃止されました。それ以前は1年ごとにパスワードを変更しなければならず、変更を忘れてログインできなくなるケースが多発していましたが、現在は有効期限なしで使い続けられます。これは業務効率の面では大きな改善点です。
参考:一時利用の詳細と手順

